急なご不幸から無事に葬儀が一段落するまでの間、遺族は悲しみに暮れる時間もないほど多忙な毎日を送ることが多く見受けられます。そこで遺族のサポートや葬儀でのお世話役を担うのが葬儀委員長です。もちろん、葬儀会社のスタッフにお世話役を依頼するケースもありますが、別途費用が発生することもあるので近親者にお願いできるならお願いするほうが、身の回りのことも熟知しているので良いでしょう。
それでは葬儀委員長の役割を具体的にみていきましょう。会計や受付、進行、式場、道案内などの係りを遺族に変わって担います。規模によっては、一人ではカバーできないこともあるのでそれぞれの係りに必要な人数を選ぶこともあります。
社葬の場合には故人や遺族の会社の社員が取り仕切るところもあれば、町内会や組合で仕切ることもあります。会計においては、金銭出納帳、香典帳などの記入をこまめにする必要があります。後日、金銭面でトラブルにならないよう責任を持って管理しなければいけません。
会場の規模が大きい場合には、弔問に訪れる人数も多くなります。そのため、式の運営をスムーズに進めるためにも案内係や誘導係がいると良いでしょう。また、接待係はお茶を出したり、お弁当を配ったり、時には話し相手になることが主な仕事となります。
この様に、遺族に変わって様々な仕事をしてくれるので、遺族は故人を悼み、最期のお別れの時に集中することができると言えるでしょう。